日本海から太陽は昇らない

嘘みたいな話だけど先日初めてそのことに気付いた、本当にびっくりした。日本にいるかぎり日本海側から朝日は昇らないのだ

小さい頃に見た朝焼けのことを思い出してから、近いうちに見に行ってやるんだと思っていた。今度早起きして海に日の出を見に行こうよと大真面目に人と話したりもしていた。どうせ見るなら夏が良い。冬の日本海は厳しすぎるから。そう思って、でも夏だと日の出の時間が早すぎて起きれないかもしれない…と思っていたがそれだったら夜通し起きていれば良いのだ。夜通し起きて、暗いうちに出発して、日の出を見て、コンビニか牛丼チェーンで朝ごはんを食べるのだ。最高じゃ〜ん

そう思ってワクワクしていたのに、日本海からは日は昇らないのだ。仕事中急に「あれ?」と気付いてしまって手が止まった(ばかだね…)

そういえば記憶にある海での太陽といえば、全部夕日だった。日本海にとって太陽は沈むものなのだ。

日本海から昇る朝日が見れるのは普通に地球が終わる時しかない(もしくは韓国とかに行くと見れるんだろうか)と言う超当たり前の事実に愕然とした、結構辛い気分だ。これは魔法が使えないなら死にたいという気持ちにかなり近い。

春先に行った旅行で朝窓一面の海から太陽が昇ってきて、まぶしくて目が覚めたことを思い出した。太陽は太平洋から昇るのだ。あ〜あ、本当にショック…いつか太平洋側に住んでやるぜ

 

 

ステキな金縛り

っていう三谷幸喜の面白い映画があったけど、実際の金縛りは全然ステキじゃない。実際に自分が金縛りにあうまで、金縛りなんて迷信か超常現象だと思ってたんですが、本当にあるんだよね。

初めて金縛りにあったのが3年くらい前で、なかなか寝付けなかったその日、やっとうとうととしてきた時にふいに様子がおかしいことに気づいた。寝付く前の部屋と明らかに様子が違う。自分のものじゃない気配がものすごくあって叫びそうだったけど声も出ないし身動きも取れない。半分パニックで、とにかく声を出して助けを呼ばねば…と思っても面白いくらい声が出ない。しかも耳元で爆音で不協和音が鳴っていて発狂しそうだった。はやくどうにかしないと…と思う。不協和音も辛いがものすごく苦しい。なんとか起きようとしても仰向けで寝ていた姿勢から指一本動かせない。なんだかさっきから右側に誰かがいるような気配がするし、血塗れの女性とかだったらどうしよう…と半泣きのところでやっと体の一部が動くようになり、それと同時に変な雰囲気も消えた。段々と、さっきのは夢だったのだろうか…という気にもなってくるが、しばらくは動悸が激しくて半泣きだった。一階から妹が階段を上がってくる音が聞こえて慌てて部屋を出たらあんまりにも私がすごい顔をしていたらしく妹の方が驚愕していた。

もう一度眠りにつくのが怖すぎてしばらく起きていたが、どうしようもなく眠くもあったのでリビングのソファで仕方なく寝た。

仕組みを調べると体は寝てるけど脳が微妙に起きてる状態がなんちゃらみたいな、まあ脳のバグが理由らしい。なる人は頻繁になるようだが、こんな怖いことが頻繁にあってたまるもんか。

この日の金縛りが1番怖くて、その後も何回かあったが「あ、これこのまま本格的に寝るとヤバいやつだ」というのが分かるので、寝る体制を変えてみたりしたらそこまで酷くはならなかった。

今日久しぶりにちょっと怖い金縛りにあって怖くて眠れないので今起こった金縛りについて書く。夢日記書くのって面白そうだな〜と思うけど金縛りについて書くのも夢日記みたいなものだろうか。

資格試験を翌朝に控え例によって一夜漬けでなんとかしようとした挙句嫌になったのでベッドに入る。うとうととしてきた所で職場の夢をみたり、夢でも働いてるのヤダなあ〜と現実に戻ってきたりを繰り返していたら、雨が降ってくる音がした。日中は天気が良かったけど夜は雨予報だったろうかと朦朧としながら思う。段々と雨足が強くなり、しまいにはあられみたいな音がしてきた。何故か私の耳元で。あ、ヤバいな…と思い軽く唇を噛むと雨音が消えて現実に戻ってこれる。これをしばらく繰り返して、やっぱり眠いな…とまたうとうとし始めた所で右からやってきた怖い気配が顔のすぐ近くにいるのを感じる。ンギャー…やっちゃった!怖くて目開けられないよ!血塗れの女性いたらどうしよう…。金縛りは半分夢みたいなものなので、そこにいない人が見えたりする場合もあるらしい。勘弁してよ…。金縛りだということが分かっていても怖いものは怖い、得体の知れない何かがいる気配が本当にする(脳ってすごいね)

ネットで、金縛りにあったときは足の指とか動かせそうなところを動かしてみると解けやすいという記事をみたので、実践する。動く。体も普通に動きそう。でも怖い気配が消えないから目を開けられない。耳元で変な音もする。ああ、このまま何か話しかけられたりしたら(それはちょっと面白いか?)どうしよう…と思いつつ、少し気配が薄れたので、思い切ってパッと目を開ける。段々と怖い気配が消えていくのを感じる。息が少し荒い。電気をつける。部屋には誰もいない。時計を見るとベッドに入ってから1時間も経っていなかった。nmo ~!つかれたぜ

 

たのしいtanka

一、遅刻した理由は迷子の人助け

  本日天使一日目の朝

 

二、隙のないあなたを好ましく思う

  冷めても美味しいスープみたいで

 

三、飲み込むのが惜しい気がする舌の上

  透き通るグミはエメラルドグリーン

 

四、出発の前日なのに泣いてしまう

  旅の終わりを思い浮かべる

海が白い日

雨は降っていないが厚い雲が立ち込めて空が真っ白に見える時、海へ行くと面白い。

海も、空と同じような色をしていて、白い。空の色を映しているからなんだろうか。暗い色の雲ではないので、単純に白くて明るくて、海もおんなじ色をしていて、ちょっと神聖な感じがする。それなのに、すーっと伸びた水平線が空と海をはっきりと分けているのが不思議な感じ。水平線がなければ一枚の白い絵みたい。

 

この間フラっと海へ行って初めてそんな景色を見てかなり心に残ってしまっていた。昨日たまたま海岸線を車で通ったら、この前と同じような曇り空で、薄いもやのかかったような海の色をしていて、またこの空と海だ!と嬉しくなった。

何か不思議で良いことが起こる日はきっとこういう天気の日だと思う

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追記

とった写真を見返したら、記憶していたよりもブルーがかった色だった、雲も海の色を映してるのかも

 

 

春終わっちゃった句

一、大人びた彼女たちの共通点 前髪に思想を持ちこまないこと

 

二、夜はまだ冷えるからと渡された毛布をかけて一年経った

 

三、わたしたちいつまでもこういつまでもいつまでもこうしていられたら

 

インターネットで会いましょう

なんとなくもう世の中はコロナ以前・コロナ以降で区切られて、全部元どおりになんてならない気がして気が滅入っている。コロナ以前に大学生で良かったな、コロナ以前に海外とか行けば良かったな、コロナギリギリ前に超楽しい旅行行けて良かったな、コロナより前に誰かと一緒に暮らせば良かった。

 

そんなこんなでインターネットのありがたみをより一層感じている。

インターネットとは古くからの付き合いですが(恥ずかしい…)、まさか比喩的でなく本当にインターネットで会いましょうだなんて言葉を口にする日がくるなんて!(「オンライン飲みしよう!」とか)

まあ蓋を開けてみればただ単にビデオ通話なのでインターネットとはちょっと違うのかもしれないが、YouTubeやインスタグラムで各々配信するだとか、この時間にこれ(任意の配信)するからここ(任意のSNS)集合!みたいな流れとか、今は全然普通で凄いよね。

オンライン飲みでは、家にあるお気に入りのもの(本とかぬいぐるみとか)を紹介しあったりしたら楽しそう。最近で言えば、どうぶつの森内で友達と遊んだりとか、なんか近未来っぽい。実際は家で一人でいるのに誰かと交流して世間と繋がれてる気持ちになれるなんて便利・楽・楽しい。

で、私はインターネット上で誰かと何かをする(いわゆるSNS)が昔からそれはもう好きなのである。あんまり認めたくなかったが、この際認めます、インターネット大好き。

小学生の頃流行っていたインターネットと聞いて思い出すのはおもしろフラッシュとか赤い部屋とかだ。大抵小学校のパソコンルームを使った授業でクラスメイトが馬鹿でかい音量で流してしまって先生に怒られていた。小学校高学年になると家のパソコンで友達とメールをしたりした(もちろん家族共有のパソコンだ)。でも並行して交換日記なんかもやっていて、今思い返すとなんか変な感じ。関係ないが、部屋の掃除をしたら押し入れからこの頃の交換日記が何冊も出てきた。私が持ってるということは、私が日記をとめていたということだ、罪深…。(今から郵送とかで回したらウケるだろうか…と少し考えたけどホラーなのでやめた。)

 

自分の中であきらかにこれがインターネットだ!と自覚した出来事がある。

それは小学5年の頃クラスメイトから「ねえ、掲示板って知ってる?」と掃除の時間に話しかけられたことから始まった。しらない、と答えると、どうぶつの森(この頃はおいでよどうぶつの森が流行っていた)のホームページ内にある交流掲示板にスレッドを立てて、放課後友達同士で集まっているというのだ。

「小5の人あつまれ」っていう名前のスレッドだから、よかったらきてねと言われ帰宅後すぐ検索、中に入ってみるとその子のニックネームや他のクラスメイトの名前、あるいは全く知らない(と思われる)人の名前で会話が繰り広げられていた。

全く未知の世界だった。この時のドキドキ感といったら。恐る恐る書き込んでみるとすぐさま返事が返ってくる。掲示板独特の言葉遣いも覚えそれはもう夢中になってしまった。当時好きだった男の子も参加しており、ここぞとばかり仲良くなるチャンスを狙った(ダメだった)

その後は授業が終わると、「じゃあ放課後掲示板集合ね!」と言い合って即下校する毎日が続き、掲示板メンバーもどんどん増えていった。

「小5の人あつまれ」の他にも様々なスレッドが立っては消え、立っては消えの毎日で、面白いことにどうぶつの森関連のスレッドなんて1つも見当たらなかった。

7割くらいのスレッドは「セックスって何ですか?」とか「生理ってなんですか?おしえてください!」とか「エロい話したい人!」とかそんなのばかりで今思い出すと笑ってしまう。

私はといえば数人の友達とリレー小説を書いたりして(思い出すと死にたい)かなり楽しく遊んでいた。自分と友達になった掲示板上の友達の名前を、自分のアカウント名のとなりに羅列していく文化があって、その頃私のアカウント名は大層長いものになっていた。

あまりに私が掲示板に夢中になるので親からも散々注意されていたのだが、こんな楽しい遊びやめられるわけがなかった。学校で内緒話なんかしなくても、「じゃあ掲示板で」が合言葉となって放課後はパソコンの前に座った。秘密の場所を持った気持ちになった。この頃からネットいじめという言葉は存在していて、自分たちのやっていることが1つ道を間違えるとそれにつながることはうっすらと分かってはいたが、そんなちょっとした罪悪感も、ただただ楽しい気持ちを加速させただけだった。

そんな楽しい掲示板生活はある日急に終わりを迎えることとなる。バカな私は掲示板上の変なURLを踏んでウイルス感染してしまったのである。この日からパソコンはお預け、掲示板も二度とやらせてもらえなくなってしまった。

そのあと少しすると、もうすぐ中学に上がる頃合いだったのもありあっけなく掲示板メンバーも解散。各々現実世界でがんばることとなった。

 

中学にあがると携帯を持ち出す子も増え、中学〜高校前半くらいまでは「前略プロフィール」だとか「モバスペ」で個人ホームページを作ることが流行った。

モバスペやらナノ(懐かしい…)といったサイトで女子中高生がHTMLを書いてホームページを作るのだ(実際はコピペして貼っていただけだが)。

ホームページの内容は、プロフィール、リアル(今のTwitter的な短文を呟く場所)、日記、アルバム…等。私はこの頃のインターネットが本当に懐かしくて大好き・・・。リンクを小洒落た画像(小洒落た画像?)にしたりフリー素材でわけわかんなく飾ったり、好きなバンドの歌詞がタイトルだったり、痛々しくも懐かしい最高の空間だった。

ホームページの流行には付随してランキングサイトというものがあり、身内の友達同士やカップルでホームページを運営しているいわゆるイケてるグループはそんなものには登録していなかったが、同じ趣味の友達を探すサブカルな子たちはだいたいランキングサイトに登録して、誰かの訪問を心待ちにしていた。サブカルって言葉は昔から嫌いだったがなんか今はもう死語っぽくて懐かしいので使ってしまう。

私が見つけたサブカルなランキングサイトの名前は大体バンド関連のものが多く、ミッシェルの歌詞だったり50回転ズの曲のタイトルだったりした。アマレット(ノーベンバーズの曲)ってタイトルのランキングサイトもあったなあ。どのサイトも上位者は大体決まった界隈では有名な人、というかもはやカリスマみたいな人で(すんごくお洒落で可愛いとか、バチバチに雰囲気があるとか)、1位は決まって同じ人だった。私もこの人のことが大好きで追っていたが今はどこかの島でカレー屋をしているらしい。時は流れるもんですね。

ある意味閉鎖的でどんどん独自のデザインができて誰の目も気にせず訳のわからないことを書いて、しかも無敵の十代で、この頃の感じってもうどこでも味わえない気がしていたけど年齢のせいもあったんだろうか。懐かしいね。今あるSNSだとTumblrが一番近い雰囲気だったかもしれない。Tumblrも最近あまり聞かないね。

この後はmixiが流行って、Twitterに移行。mixiも面白かった。マイミク申請とかあったよね。ホームページ時代に仲良くなった人からマイミク申請きた時は嬉しくて飛び上がった。あとは全然クラスの違う子と趣味を通じて超仲良くなったり。Twitterは当時好きだった子が始めてたのでなんとか近づこうと始め、無理やりガラケーで、メールでツイートしていた。当時の携帯のアドレス帳には「Twitter」という登録がある。

並行してアメーバブログも書いていて、まあ大体くだらないことを書いていた。まだあるのだろうかとブログを探したらあった。1つめちゃくちゃ笑ってしまった記事があり、大学進学を控え、志望校の軽音サークルのHPでものぞくかあと思い見てみた感想として、「へらへら適当にアジカンやらバンプやらコピーしてニコニコしてるんじゃねえよ。せめて髪のばしてベルボトム履いてもっとイカしたことやれよ、コピバンで満足するな」というようなことが書いてあり絶句。コッワ。こわ〜・・・。ちなみに私が相当楽しんで卒業したサークルです。ごめんね17歳の私・・・。

今まで経てきたブログとかホームページとかSNSが今もインターネットの海のどこかに存在し続けているのかと思うと不思議な気持ちになる。亡くなってしまった人のSNSが残っているのを見る時もなんとなく近い気持ちになる。

 

最近は、あんまり使ってなかったパソコンで電話しながらオンラインゲームしたり、数人でオンライン飲み会したり(すごい飲んじゃう)、相変わらずインターネットよありがとう。みんなインターネットで待ち合わせして会いましょう。

インターネットで会いましょうって語をかなり気に入ってしまった、近未来っぽいのに古臭い感じがして。

昨日見た夢

3日に1回、かなりどうでも良い電話が鳴る。こんな時期なのでお互いに暇を持て余している。

その日1日に起こったこと(大したことは起きてない)を一方的に報告され、決まって最後は昨晩見た夢の話になる。

初めのうちは共通してハマっていたウォーキングデッドの影響で、ゾンビに追いかけられた夢だとか(あれにハマるとみんな一度はゾンビの夢を見る)、小中高大の同級生オールスター集合の夢だとか(中学の部活で大学時代の先輩と一緒に練習をしているが全く不思議に思ってない)、すごい事件に巻き込まれてしまったと思ったらいつの間にかそれが自分の見ていた映画だったことに気づいた話だとか(夢の中で視点がコロコロ変わるのはよくある話?)、退屈な夢の話をダラダラと聞いていた。

他人の見た夢の話ほどつまらない話もないが、夢あるあるみたいな話をするのは割と面白い。しかし聞いていると彼の最近の夢は、日に日に現実の生活との境が無くなってきているような気がしてならない。

今日は朝とんでもなく寝坊して大変だった、仕事も集中できなくて全然捗らないから残業して散々でさあ。

そう言う彼に、それは昨晩遅くまでゲームしていたせいでは、と伝える。最近はろくに外へも出れないからゲームか料理くらいしかする事がないのだと反論された。

私は毎日寝坊して毎日バス停まで走ってるよ、と半分慰めるような気持ちで言うと「一回遅刻して怒られるまでその癖は治らないよ」と変にこわい事を言ってきて腹が立ったので明日から早起きしようと決めた。

「あっ、でもさあ」

唐突に夢の話が始まる。でも、夢では今日ちゃんと起きて、しかもお弁当まで作って余裕で会社に着いたんだよ。あ、そうそう。でも、せっかく作ったのに弁当家に忘れちゃったんだ。それだけが今日の失敗だったなあ。結局家に帰ってから夕飯に食べたよ。

ふうん、それは残念だったねえ。あ、お弁当といえば、スープジャーって知ってる?と、そのあとは私が、スープジャーの便利さと、スープがお弁当のレパートリーに加わるとどれだけ生活の質が向上するかについてひとしきり熱弁した。電話中彼はまんまとAmazonでスープジャーを購入し、今度は家に忘れないようにしなきゃと言ってこの日の電話は切れた。