2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7月の短歌

一、もう着ないブラウスのボタンが捨てられない賢い犬の瞳のようで 二、水分を弾く二の腕携える自分の価値を知らないあなた 三、身体中のほくろを繋いで星座とする命名権は私にしかない

お前に用がある

例えば誰かと待ち合わせをしていたとして、私は準備が恐ろしく遅い人間なので大抵待ち合わせギリギリに家をでるのだが、死ぬ気で頑張れば待ち合わせ時間に間に合うバスがあったとして、それに乗れたことが殆どない。あー無理じゃん…と一本遅いバスに乗ること…

双子症(最近見た夢)

手のひらの中にエメラルドの原石のようなものが埋まっていて、だんだんと範囲をひろげている。 私はそれをどこか嬉しく思っていて、手相に沿って表面に出てきているエメラルドを磨くように撫でる。つるっとしていて緑色できれいだ。手を光にかざすと手の中で…