寂しいとか虚しいとか

寂しいとか虚しいとか、常に言ってる奴は信用ならない。そう思って生きている。信用ならないし、あんまり自分の生活圏内にいて欲しくない。寂しさとか虚しさは伝染するものだと思うし、他人の寂しさに惑わされたくはない。遠くで勝手に寂しくなっててほしい。その真偽はともかくとして。

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しかしながらやっぱり、秋はどうしたって寂しくなる。一生の間に何回このような気持ちになれば気がすむんだろう。死ぬまでこうなら普通につらいな。

今日は何だか本当に寂しさが骨身にしみる感じがする。恋人も友達も家族も近くにいるけれど、どうしたって自分はたった1人なのだ。人の気持ちなんて全然わかんない。分かったところで寂しく無くなるとは思えない。

それもこれもみんな、肌寒い季節のせいにする。この虚しさはちょっと懐かしい気もする。一年ぶりだね!みたいな。あんまり会いたくなかった友達みたいな。

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こういう感情はあんまり体に良くないけど、不必要ではないと思いたい。虚しくなった先に何か見つけられると良い。大抵私はつらくて何も考えたくなくてものすごく寝てしまう。そうすると、寂しさと一緒に、もう少しで掴めそうだった何か(本当はそんなものないのかも知れない)も無くなってしまう。

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誰彼構わず連絡をとってみたい気もする。ラインでも電話でも良いし手紙を書いても良い。何人か喋りたいなと思う人がいる。そういう人たちになんの躊躇もなく連絡が取れたら楽しいだろうな。実際そんなこと絶対にできないが。

性別問わず大事(と、こちらが思っている)な人たちと、会いたい時に会えるようになりたい。あの人、いつも急に連絡くるよねポジションになってみたい。

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寂しいとか虚しいとか、なんか落ち着かないとか。こういう気持ちをよく知っている。

高校生の頃から悩みが変わらない。自分はずっとこのままなのかもしれないとか、あの時こうしてれば良かったとか、将来のこととか。

変わったのは自分が今17歳じゃないってことだ。17歳から悩みが変わらないまま歳をとってるんだから、そりゃ寂しい気持ちも骨身にしみるよね。ハ〜。