盆の日記

よく具合が悪くなるので体力がないんだと思う。

毎年盆休みなど無く、それにかこつけて面倒な墓参り親戚参りを回避していたが、なんだかそうも言ってられないなと思い今年は有給をとった。

13日は毎年晴れている気がする。

父方の祖父母と家族で少し遠目の墓まで車で行き、祖父母の実家を訪れる。祖父の祖父の写真を見せてもらったり、インパール作戦で亡くなったという祖父の兄の写真を見せてもらったりした。祖父は若い頃ものすごい良い男で、亡くなったお兄さんも精悍な顔つきだった。

昨年まで墓は山の上にあり毎年山登りをせねばならなかったのが、今年から平地に降ろしたので随分と楽だった。日差しが強すぎるのと、足が悪い祖父母の変わりにかなり気合を入れていったら帰る頃には軽い熱中症みたいな感じになってしまって、帰宅してからずっと横になっていた。夜、祖父母宅で寿司をとると言うので無理やり行って食べたらちょっと元気になった。

父の上には姉がおり、その姉は父が生まれる前、幼い頃に亡くなっている。大層かしこく元気の良い子だったと聞いた。賢いとどんどん先へ行ってしまうから、次に生まれる子は少しぼーっとしているくらいが良い、と祖母は願ったと言う。願い通り、少しぼーっとした父が生まれた。

墓参りの際、何故か小さいカエルが墓石の名前の刻まれた溝にすっぽりとおさまって休憩していて可愛かった。去年は綺麗な蝶が墓に止まっていたらしい。父が、おねえちゃんかな、と言っていた。そうだと良いし、きっとそうだ。

 

14日は毎年母方の祖父母(親戚がみんな元気で幸せだ)宅へ行くのだが、コロナなので来るなと言われた。それなのにうちまで野菜を届けにきたりするので可笑しかった。元気そうで良かった。

 

今日は家族で洋食屋へ行った。遅めの朝ごはんの後なにも食べてなかったところにステーキを食べたのが悪かったのか、それともどこかに卵が入っていたのか、食べながらめちゃくちゃ具合が悪くなり今ベッドで横になりながら、暇なのでこれを書いている。だんだんマシになってきたので単に胃がびっくりしただけなのかもしれない。妙に繊細な体め。